古いPCにChrome OSをインストール
昨年,Windows7のPCにUbuntu20.04をインストールしてみたが,出番がなく放置されていた。
Ubuntu 20.04 LTSのインストール - input-R
そこで,子供用にChrome OSをインストールして再利用を試みる。
インストールするPC
2010/1に購入したPC。Windows7が入っていたが,Windows7は2020/1にサポート終了。
- CPU: インテル® Core™2 Duo プロセッサー P9700@2.80GHz
- メモリ:4GB
- ハードドライブ: SSD 128GB
- GPU: NVIDIA GeForce 9300M GS GPU
- DVDスーパーマルチドライブ
- アーキテクチャ: Intel または AMD x86 の 64 ビット互換デバイス
- RAM: 4 GB
- 内部ストレージ: 16 GB
- USB ドライブからの起動をサポート
- BIOS: すべての管理者権限 - 問題が発生した場合、管理者は Chrome OS Flex USB インストーラから起動して BIOS で設定する必要があります。
- プロセッサとグラフィック: 2010 年より前に製造されたコンポーネントは、動作が不安定になる可能性があります。
注: Intel GMA 500、600、3600、3650 のグラフィック ハードウェアは、Chrome OS Flex のパフォーマンス基準を満たしていません。
ちなみに,同じページには認定モデルリストが公開されているが,Sony製PCはリストに含まれない。
Chrome OS Flexをインストール
インストール方法はインストールを準備する - Chrome OS Flex ヘルプ を参考。なお,2022/6/28現在で,Chrome OS Flexは早期アクセステスト用で,本番環境での使用には適していないので注意。
その他,参考にしたページ
古いパソコンでもChromebookに変身、無料の「Chrome OS Flex」を試す | 日経クロステック(xTECH)
【西川和久の不定期コラム】Google本家からChrome OS Flex登場!いろいろなマシンへ入れてみた - PC Watch
USB インストローラを作成
インストローラ用に8GB以上のSDカードを用意。なお,SanDisk製8GBSDカードで試したところWifi接続ができなかったので,別の16GBカードを利用。
Chromeブラウザの拡張機能としてChromebook リカバリ ユーティリティを追加(Chrome ブラウザ ウィンドウの右上にある拡張機能のボタンで拡張機能がONになっていることを確認)。
Chromebook リカバリ ユーティリティを開き,Chromebookのリカバリ メディアの作成で始めるを選択。Chromebookの識別画面で[リストからモデルを選択] をクリックし,[メーカーを選択] で[Google Chrome OS Flex] ,[製品を選択] で[Chrome OS Flex (Developer-Unstable)] を選択して続行。
なお,インストールが終了したら,元のChromeブラウザでChromebook リカバリ ユーティリティを開き,右上の歯車から「リカバリメディアのデータを消去」を選択すると,SDカードのデータを消せる。
USB インストーラを使用してデバイスを起動する
起動キー(今回はF11)を押しながら起動すると,初期画面が表れる。言語とキーボードを日本語に設定すると日本語表示に変わる。「Chrome OS Flexをインストール」か「試してみる」のどちらかを選択して,起動させる。なお,インストールを選ぶと,既存のデータ・アプリケーション・OSなどはすべて消去されるので要注意。「試してみる」のあとインストールする場合は,ログアウトしてから,右下にある [Chrome OS Flex をインストール] を選択。なお,「試してみる」の間に行った設定はインストール時に引き継がれない。
Chrome OS Flex と Chrome OS の違い
Chrome OS FlexではGoogle Play と Android アプリの利用はサポートされていないので,Chromeブラウザで動くもの以外のものは使えなさそう。
Chrome OS Flex と Chrome OS の違い - Chrome OS Flex ヘルプ
子供の利用
インストール時に,Chromeデバイスにどのユーザーを追加しますかと聞かれるので,「お子様」を選択。次いで,「お子様用のGoogleアカウントを作成する」を選択して,必要項目を順次入力。保護者のユーザー情報も必要になるので要注意。
Googleファミリーリンク
ChromeデバイスのペアレンタルコントロールはGoogle ファミリー リンク - ホームで行う。主な機能は次の通り。
- アプリ利用を管理 (Google Playの利用をサポートしていないので現状では関係なさそう)
- Chromeブラウザの管理:アクセス制限(承認済のサイトのみ許可する,または,露骨は表現を含むサイトを可能な限りブロックする)
- YouTubeの管理:YouTube Kidsへのアクセス設定
- 利用時間を管理:利用時間の上限やお休み時間を設定,リモートでデバイスをロック
PINの設定(利用機種ではログインには使えなかった)
GoogleアカウントのPWを本人に伝えなくてもいいように,PINの設定を行ってみた。ロック解除にはPINが有効だけど,ログインには有効でなくPWが必要だった。機種によっては同じ症状があるらしい。
プリンタの設定
[設定]-[詳細設定]-[印刷とスキャン]を選択。同じWiFIに接続されているプリンタ(Brother製)が表示されているので追加すれば印刷可能。