Raspberry Pi 4 Model BをAndroid端末にする

Raspberry Pi 4BでAndroidアプリを動かせるようにしてみました。とりあえず使えるようにしてみただけなので,もう少し色々試してみよう・・・

使用機種

はじめに

Lineage OS 17.1 (Android 10) for Raspberry Pi 4を利用する。なお,このビルドはCC BY-NC-SA 4.0ライセンスなので営利目的での利用は不可。その他の注意は次の通り。

Here’s my build of LineageOS 17.1 for Raspberry Pi 4 Model B and Pi 400. It is unofficial and unsupported by the LineageOS team. It’s for advanced users only. Pi 4 model with at least 2GB of RAM is required to run this build.

konstakang.com

なお,2021/12/29時点でAndroid11はofficial 7” touchscreenに対する情報がなく,利用でき(そうに)ない*1。Android12はGooglePlayの代わりのソフトであるOpenGappsが対応していない。

セットアップ手順

OSのインストール

上記サイトからダウンロードしたイメージを,balenaEtcherを使ってMicroSDカードに書き込む

初期設定

EULAに同意→言語選択:日本語→日付と時刻→Wi-Fiの選択→位置情報サービス:許可→診断と使用状況の送信:許可→保護:スキップ→Restore apps and data:ないのでスキップ

なお,アプリの一覧は下側からスワイプすると見られる。

タッチディスプレイの表示

設定>システム>詳細設定>Graphics driversをSwiftShaderに設定。再起動すると,タッチディスプレイが使えるようになっている

OpenGappsのインストール

まず,開発者向けオプションを有効にするために,設定>タブレット情報>ビルド番号を7回タップ
設定>システム>開発者向けオプション>高度な再起動 を有効にする

open_gapps-arm-10.0-pico-xxxxxxxx.zip をダウンロード(PACKAGE MIRRORSで最寄りのサーバーを選ぶ方が早い(かも)

TWRP で再起動(F5キーを長押しして再起動→リカバリを選択)し,Install→ダウンロード→Zipファイルを選択しSWipeすると,OpenGappsがインストールされる。

ストレージを元に戻す

今のままだとストレージが8GBほどしかない。microSDカード分の容量が使えるようにする。

上記Lineage OSからresize zipをダウンロードする。OpenGappsと同じように,TWRPで再起動してインストールする。

電源OFF

キーボードのF5キーで電源OFFにできるが,画面上で電源OFFにするため下記アプリをインストール。

play.google.com

参考

Raspberry PiでAndroidアプリを動かす方法(LineageOS+OpenGApp) | 育児×家事×IoT

Raspberry Pi 4 に LineageOS 18.1 (Android 11) を入れる | のい太ろぐ

【やってみた!】Raspberry Pi 4B (with RasPad 3 ) を最新 Android 端末にしてやった。 | PC-FREEDOM

*1:/boot/resolution.txtをUbuntu PCでいじってみたが表示できなかった