Pi NoIR Camera V2をひとまず使えるようにする

赤外線カメラPi NoIR Camera V2を使うのが,当面の一つの目的なので,早速使えるようにする。

Raspberry Pi PiNoir Camera V2 | Raspberry Pi カメラモジュール | Raspberry Pi 【通販RS】

Raspberry Pi HD Pi NoIRカメラボードV2
このRaspberry Pi HD Pi NoIRカメラボードで、あらゆるRaspberry Pi又はComputeモジュールに接続し、HDビデオや静止画を撮影することができます。 Pi NoIR (赤外線なし)は、標準カメラモジュールと同じですが、赤外線フィルタは搭載されていません。 したがって、暗闇での写真やビデオの撮影に最適です。
このモジュールには、高速ビデオ画像処理機能と高感度を実現した、ソニーのIMX219PQイメージセンサが採用されています。
Pi NoIRモジュールを使用すれば、固定パターンノイズやにじみのような画質の劣化を軽減することができます。 露光制御、ホワイトバランス、輝度検出などの自動制御機能も備えています。
特長と利点:
赤外線フィルタなし
高画質
優れたデータ機能
8メガピクセル固定フォーカス(小型フォーカス調整工具付属)
1080p、720p60、VGA90に対応
ソニーIMX219PQ CMOS画像センサ
15ピンリボンケーブル
PiへのPi NoIRの接続:
15 cmのリボンケーブルを使用して、モジュールスロットとPiカメラシリアルインターフェイスポート(CSI)を直接接続します。 接続が完了すれば、マルチメディア抽象レイヤ(MMAL)又はLinux用ビデオ(V4L) APIを介してカメラボードにアクセスできるようになります。 代わりに、Picamera Pythonや、オンラインで入手できるライブラリを使用してアクセスすることもできます。

製品の用途:
Raspberry PiのPi NoIRカメラモジュールは、夜間のHDビデオや静止画の撮影に最適です。 赤外線LEDと併用すると暗視が可能になるので、設備の状態や夜行性動物を監視することができます。

備考
暗闇でPi NoIRカメラモジュールを使用する場合は、照明用の赤外線LEDが必要です。 

接続

Raspberry PiをシャットダウンしてからCamera Moduleをつなぐ
リボンケーブルの向きはコネクタ(青くないほう)がHDMIポート側にくるようにする

カメラソフトウェアを使えるようにする

画面左上の「Menu」→「Preference」→「Raspberry Pi Configuration」をクリックすると設定画面が開くので,Interfacesタブを選択し,Cameraを有効にする (再起動が必要)

Pythonで動かしてみる

Worksheet - Getting started with picamera | Raspberry Pi Learning Resourcesを参考にPythonプログラムを書いてみる

追記(2017/3/22)

公式サイトのドキュメント(Camera Module - Raspberry Pi Documentation)によると,カメラを使う方法にはシェルスクリプトPythonの2種類がある。

シェルスクリプトを使う方法は例えば,次のサイトなどがある(日本語のサイトではこの方法の方が多いように思う)。

Raspberry Pi 3 Model Bに専用カメラモジュールを接続する方法 (ラズパイに専用カメラモジュールを接続して Raspbianで写真の静止画撮影や動画を録画する方法)

PythonーPicameraについて,公式ドキュメントは次のサイトにある。

picamera — Picamera 1.13 Documentation

Raspberry Pi 3を始める

Raspberry Pi 3 Model Bを購入したので,セットアップ。

第1印象は,小さくて軽い!

今回購入したもの

・本体と公式の電源アダプタ付きキット:Pi3+Black PSU_JP | ラズベリーパイ Raspberry Pi 3B 技適対応 日本製 バンドル品 ACアダプタセット ブラック(RS品番125-4093)は、通常5,200円を3月末までセール中で4,700円 | Raspberry Pi 【通販RS】

・ケース(ASM-1900036-21):ASM-1900036-21 | エンクロージャ, Raspberry Pi 2 B、Raspberry Pi 3 B、Raspberry Pi B+ 用 ケース, ABS樹脂, 黒 RS Pro | RS Pro 【通販RS】

HDMIケーブル

・microSDHCカード(16GB class10 UHS-I)(TOSHIBA THN-M301R0160A4)

※ モニタ,カードリーダー,USBマウス,USBキーボードは既にあるものを利用。

SDカードへのダウンロード

microSDカードを次のアプリで(クイック)フォーマット(Windows標準のフォーマットではうまくいかないらしい)。

SDカードフォーマッター - SD Association

そして,インストール用ファイルのダウンロード。次のサイトで「NOOBSアイコン」をクリックし,「NOOBS offline and network install」セクションの「Download Zip」からダウンロード(1.17GB!)。本日時点でver.2.3.0。

ダウンロードを終えたら,microSDカードへ展開したファイルを入れる。

www.raspberrypi.org

インストール

とりあえず本体を開けたら,すぐにケースへおさめる。

次いで,HDMIケーブル,USBマウス,USBキーボード,電源ケーブル(microUSB)を接続する。すると,電源近くのLED(赤色)が点灯する。

microSDカードを挿すと,電源近くのLED(緑色)が点灯して,起動する。

画面上でRasbianにチェックを入れて,画面下の言語を「日本語」,Keyboardを「jp」を選択してインストールを開始する。
インストールが完了すると,OS(es) Installed Successfully と表示されるので,「OK」をクリックすると,自動で再起動して,Rasbian OSのデスクトップが立ち上がる!

各種設定(1)

画面左上の「Menu」→「Preference」→「Raspberry Pi Configuration」をクリックすると設定画面が開くので,Localisationタブを選択し,次のように変更。

・Localeの設定(ja/JP/UTF-8

 ※ インストール時に日本語を選択していると,このようになっていた

タイムゾーンの変更(Asia/Tokyo)

・キーボードレイアウト(Japan/Japanese(OADG 109A))

WiFi country(JP:Japan)

OKをおすと,再起動するかを聞かれるので,再起動

各種設定(2)

画面右上にある,Bluetoothの横にあるアイコンをクリックすると,SSIDが表示されるので,パスワードを入れると,WiFi接続ができる。

画面左上にある,LXTerminalを開き,次のコマンドを入れて,アップデート

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get upgrade

日本語は表示されているが,日本語IMEはないようなので,次のコマンドを入れてGoogleが開発した日本語入力システムMozcをインストール

$ sudo apt install uim uim-mozc

あと,オープンソースの日本語フォント「Takaoフォント」(IPA フォントからの派生フォント)をインストール(しなくても文字化けは解消しているので,意味があるかは不明)

$ sudo apt-get install fonts-takao

ひとまず,ここまで。